チョコレートスイーツを久し振りに手作りしてみた

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バレンタインに何を作るか?毎年楽しみでもあり、プレッシャーでもあり・・・。女子をやってる期間が長くなればなるほど『楽しい』を通り越してプレッシャーが大きくなるのです。

だってパティシエじゃないんだから、ネタも尽きるでしょ。

もはや、『チョコ』をお題にした大喜利をしている気持ちになってしまっている今日この頃ですが、女子の皆様はいかがお過ごしでしょうか?

最近ではメニューを考えることを放棄して、バレンタインが近づくと作り慣れたレシピのチョコマフィンを大量生産するのが定番の行事になっていたのですが・・・。

百円ショップで見かけて気になっていた、転写モールド。

一度はチャレンジしたかったチョココーティングケーキ。

自宅で焼くチョコクロワッサン。

―――今年はアクティブにチャレンジしてみようと思います。


セリアで購入した転写モールドを使って飾りチョコを作ってみた

可愛らしい柄の入った型に、チョコを流し込んで冷やし固めるだけの、超簡単なのに高見えグッズです。

型に溶かしたチョコを流し込んだら冷凍庫で1時間、さらに冷蔵庫で1時間。固まったらパカっと簡単に型から外せます。3つの型に使うチョコは30g、一つ10gのチョコが3つ作れます。

一つの型でチョコが3個・・・えっ?3個だけ?・・・百均でコスパよく大量生産できると思いきや、そんなに甘くなかったようです。でも、写真のように100均で手に入るマシュマロなどと組み合わせれば、配る人数が多くても何となく雰囲気で押し通せるのではないでしょうか。

ある程度チョコを型に流し込んだらつまようじで四隅まできっちりチョコを詰めると、綺麗な形のチョコが作れます。ハート型と四角型がありますが、個人的には意外とハート型の方がきれいに作れました。

チョコレートコーティングケーキを作ってみた💡

チョコレートの扱いの難しさは、なんといってもテンパリングではないでしょうか。手作りを避けてしまう最大の原因は、『失敗したら材料費の無駄と時間の無駄』がダブルで襲ってくる虚しさです。

ですので今回は、作業を極力楽にするためにテンパリング不要の上掛け用チョコを投入する作戦にでました。今回使ってみたのはお菓子作りの専門店『富澤商店』さんが販売しているノベルビター(上掛け用チョコ)です。上掛け用のチョコレートソースレシピ「グラサージュショコラ」は色々なメーカーさんがレシピを公開していますが、今回は明治さんのレシピで作ってみました。

レシピは『クラシックチョコレートケーキの作り方|手作りチョコ|株式会社 明治』で検索できます。

余ったグラサージュは冷蔵庫で1週間くらいは持ちますので、湯煎で温め直してチョコフォンデュをしても2度楽しめます。富澤商店さんのノベルビターチョコと明治さんのグラサージュレシピで作ったチョコレートソースは、今では我が家では最強のチョコレシピです。

おもてなしにも自信を持っておすすめできる味ですので、よろしければ是非お試し下さい。温めたチョコレートソースをパンにつけて食べるととってもほっこりします。

 

作業の大まかな流れ

まず、ガナッシュクリーム ホイップ(チョコレートホイップクリーム)を塗った5号サイズのチョコスポンジケーキを用意します。

写真のケーキは5号スポンジから直径10.5センチのセルクルで型どったサイズのスポンジを使用しています。ケーキにクリームを塗り終わったら冷蔵庫でよく冷やしておきます。

その後、上掛け用のチョコレートソース「グラサージュショコラ」を作り、ケーキに回しかけます。

🍰🍰グラサージュショコラの材料🍰🍰

★ノベルビター(上掛け用チョコ):100g 

★ダークココアパウダー:20g 

★タカナシ47%純生クリーム:130cc

・グラニュー糖:50g

・水:50cc

・サラダオイル:20㏄

※分量は明治のレシピ通りに、材料は★印の部分のみ我が家のチョイスです。

作り方に関してはレシピ通りに作りました。明治さんのレシピで見て頂くと詳しく載っていますので、是非ご覧ください。チョコレートホイップクリームに関しては、少し変更を加えていますが、その理由と変えた点を後ほどご説明します。


ノベルビターは富澤商店(TOMIZ)へ!画像をクリック👈

因みに、今回私は2回、チョココーティングケーキを作りました。一回目は失敗してしまったのですが、一回目のケーキがこちらです。

まず、高さが出ていません。というのも、スポンジに挟むチョコレートホイップクリームが緩すぎてスポンジの上で高く盛れず、結果ケーキの高さもでなかったのでした。スポンジも手作りしたので、市販のスポンジより膨らみが悪かったということもあるかもしれません。スポンジは2等分(2段重ね)なので、それで低いという事もあると思いますが、そもそもホイップクリームで高さがだせていないので、3段重ねにしても根本の解決にはならないかもしれません。

そしてケーキのすそのコーティング処理が、雑すぎです。これは、コーティングをする際に網にケーキを乗せてチョコをかけた後、網に乗せたまま冷蔵庫で冷やし固めてしまったからです。

網からケーキをはがす際、網についていたチョコもくっついてきたため見た目に難が出てしまいました。

そしてもう一点。トップ部分に金粉を飾ったのですが、瓶から直接振りかけたので、金粉がごそっと出てきてしまい、妙に山盛りにされている箇所が出来てしまいました。

カットしてみました。スポンジの色とガナッシュクリームの色が見事に同一色・・・(汗。

ガナッシュクリーム ホイップが薄っぺらく挟まれています。ケーキの外側にもクリームを塗っているのですが、それも薄すぎて見えません。


以上3点の失敗点を踏まえて2回目を作ってみたところ、自分の中では合格点を出してもいいようなレベルの仕上がりになりました。高さ、裾の処理、金粉の量。1回目よりは改善されていると思います。2作目のスポンジは時短のため市販のものを使いました。

改善策3点は以下の通りです。

1.チョコレートホイップクリームは挟む用と外側に塗る用を分けて作る。

材料は、ブラックチョコレートとタカナシ35%純生クリームを使いました。まず明治さんのレシピ通りチョコ225gと生クリーム250ccでガナッシュクリームを作り、外側に塗る用のガナッシュクリームをホイップする時、さらに生クリームを少し足して緩くしました。

チョコレートホイップクリームの作り方

生クリームを鍋にかけ中火で沸騰直前まで温めたら、刻んだチョコを入れたボウルに生クリームを入れ、1〜2分放置します。チョコが柔らかくなったらゴムベラでゆっくりと溶かします。チョコが溶けづらい場合は湯煎しながら溶かします。これでチョコレートホイップクリームの基本となるガナッシュクリームが出来上がりました。

ボウルの底に冷水を当て、10分くらいかけて粗熱を取ります。

粗熱が取れたら真ん中に挟む用のクリームを別のボウルに取り分け、ハンドミキサーで高速でしっかりホイップします。そして冷蔵庫に入れて暫く冷やし、ムース状の硬さにします。その方が盛りやすくなり、ケーキに高さが出せます。

真ん中に塗る用のホイップ


外側に塗る用のホイップクリームに関しては、緩くホイップしたものの方が綺麗に塗りやすくなります。こちらは常温で管理します。

今回、外側用のクリームはホイップする際に若干生クリームを足したので、冷やして食べる時の口当たりが柔らかくなり、上掛けチョコとのバランスがよくなりました。固めた時の硬さを考えながら好みの配合を作ってみるのも面白いと思います。

ケーキを成形します。

スポンジの表面にシロップを塗ったら真ん中に塗る用のクリームをスプーンで盛り、スパチュラなどで平にならします。

両面にシロップを塗ったスポンジを乗せ、天面、側面に外側に塗る用の緩めのクリームを塗り、スパチュラで余分なクリームを取りながらならしていきます。(2段重ねの場合)

クリームを塗り終わったら冷蔵庫でしっかり冷やします。私は夜、ここまでの作業をし、一晩冷蔵庫で寝かせてから翌日チョココーティングしました。

2.スポンジの面積より一回り小さめの台を用意する。

2回目は即席ケーキ台を作り、その上にケーキを乗せてチョココーティングしました。

スポンジは10.5センチ大のセルクルでかたどってクリームを塗っているのですが、偶然セルクルよりほんの数ミリ小さめな直径10センチのハンバーガー用パン型を持っていたので、それを逆さにして台にしました。スポンジの直径より若干小さめの台にすることで、チョコが綺麗にスポンジについてくれ、台からはがす時もナイフでスッと綺麗に外すことが出来ます。

チョコをたっぷりかけます。側面にチョコがかかっていない場所ができたら・・・

チョコがかかっていない側面に近い天面にチョコをかけ、スパチュラでそっと側面に流します。

最後に側面をそっと整えます。

冷蔵庫でしっかり冷やし固めてから、スポンジと台の間にナイフをスッと通し、台から外します。

カットしてみました。真ん中に挟んだガナッシュは厚みがあり、外側に塗ったガナッシュはそれよりは少し薄いですが、まあまあ綺麗な層が出ています。

明治さんのレシピのグラサージュショコラは、パリっとしているチョコではなく、しっとりとした仕上がりのチョコですが、私はこの絶妙な滑らかさがとても好きです。

スパチュラは富澤商店(TOMIZ)へ!画像をクリック👈

セルクルは富澤商店(TOMIZ)へ!画像をクリック👈

3.金粉は一旦手に取り少量ずつかける。

小さな瓶に入っていたので油断しました。1回目に作ったケーキにはドサっとかかってしまったので、2作目にかける時は一旦手に取り、そっとふりかけました。その方が綺麗に仕上がります。

意外と分量があるので、いろいろなスイーツに使ってみたいと思います。

🥐チョコクロワッサンを作ってみた🥐

出来立てのクロワッサンはとっても香りよく、サクっと、フワっと、柔らかい食感が幸せな気分になります。生地から作るとなるととても時間がかかるのですが、今回は富澤商店さんの冷凍クロワッサン生地を使ってチョコクロに挑戦してみました。

まず生地を自然解凍し、バトンショコラ(棒状のチョコ)を乗せて巻き、巻き終わりを下にして成形し、霧吹きで水分を与えます。霧吹きがなければ、手を水で濡らしてそっと表面をペタペタするだけでもOKです。生地の袋に『成形した生地を水で濡らす』という記載はありませんが、パンを発酵させる前に少し水分を与えた方が膨らみやすくなります。

ラップをそっとかけ、温かいところで1.5倍程度に膨らむまで発酵させます。ラップをかける理由は温室状態にするためなので、生地にボウルをかぶせたりするのでも大丈夫です。オーブンに発酵機能があればオーブンを使った方が早く発酵が完了します。

その後、生地の表面に卵液を刷毛でそっと塗り、高温で一気に焼きあげます。

最近のオーブンは高温に強い作りになっているので、焼き色を見ながら温度を調節してください。私は210度で指定の時間焼いたらちょっと焦がしてしまいました。

焼き始めてすぐに、チョコとバターの香りが漂ってきます。温かいうちに食べるとサクフワな食感で、冷めてからですともっちりとした食感が楽しめます。特に出来立てのクロワッサンはあまりの本格派な味に驚かされます。一口食べたら「ここはパリかしら?」くらいの衝撃ですので、是非一度お試し下さい。

自宅でパンを作りたいと思ったら是非こちらも見て下さい!👉 「自宅で手作りパン始めました・・おすすめのホームベーカリーとあると便利なグッズの紹介」

ところで今回使用した『ヴァローナ バトンショコラ』ですが、焼いても生地からはみ出した部分が苦くならないのでとても使いやすいです。甘すぎず、クロワッサンのバター感とのバランスの良さは絶妙でした。大人も十分納得のいくスイーツです。

バトンショコラは富澤商店(TOMIZ)へ!画像をクリック👈

クロワッサンシートは富澤商店(TOMIZ)へ!画像をクリック👈

生地から手作りに挑戦したい方は、ベーカリーボードがあると便利です。富澤商店からもボードは出していますが、初心者さんでしたら、こちらCUOCAのボードがお勧めです。富澤商店さんのボードがオイルを何度も塗って育てていく本格派のボードなのに対し、CUOCAさんのベーカリーボードは丸洗いでき、管理が簡単です。私も富澤さんのボードを購入したことがあるのですが、CUOCAさんの方が手入れが簡単なので、富澤さんのボードは上級者になってから使用したいと思います。最初の1枚目でしたらCUOCAさんのボードが楽チンだと思います。

●富澤商店のペストリーボード

商品画像をクリックするとTOMiZ(富澤商店)のサイトに移動します。

こちらはオイルを塗って育てていく本格的なボード。上級者さんにお勧めです。とても素敵なボードで私も購入したことがあるのですが、扱いはやはり手がかかる分大変で、今はもっぱら丸洗いできるボードを使っています。富澤商店のボードはもっと上級者になってから使おうと思います。富澤商店はTOMIZという通販も扱っており、とても豊富な品揃えです。見てるだけで知識が増えて、楽しいので一度ご訪問下さい。

●cuocaのペストリーボード

商品画像をクリックするとTOMiZ(富澤商店)のサイトに移動します。

丸洗いでき扱いが楽なので、最初の一枚には断然お勧めです。サイズは3種類あるので、ご自宅のキッチンのサイズに合わせて選べます。流しに入るサイズでないと洗えないので、流しのサイズも測ってみて下さい。打ち粉を使わなくても生地が楽に扱えるので、気軽にパン作りを始められます。

●cottaのペストリーボード

こちらも丸洗い可能なボードです。サイズは2種類あります。自然な木目調で、やはり表面がコーティングされているので打ち粉いらずです。cottaも様々なお菓子作りの素材を通販で扱っており、お菓子のレシピもたくさん載っているので見てるだけで気分があがります。



 

さて、今回は飾り模様のチョコ、ケーキ、パンの3種類を作ってみました。どれもとっても楽しく、そして美味しく作れました。最近では手作りチョコから遠ざかってしまいがちでしたが、久し振りにちょっと一手間かけてみるのも新鮮で面白い体験でした。失敗談も併せてご案内しておりますので、ご参考にして頂けたら幸いです。