パナソニックのフードプロセッサー、MK-K81を購入しました。
さっそく使用感についてレビューしてみたいと思います。
併せて現行機種MK-K81、MK-K61、MK-K48pの特徴と、性能の違いをまとめてみましたので、ご購入の際にご参考にして頂けたら幸いです。
●購入の決め手となったポイント
・≪まとめて作れる大容量≫
・≪中身が見え、匂いが移らないガラス製≫
・≪スライス・せん切りカッターで玉ねぎやキャベツの千切り≫
・≪パン生地が作れる≫
購入の決め手となったポイント
≪まとめて作れる大容量≫
今まで使っていたフードプロセッサーは小さくて、一回に作れる量が少量でした。フードプロセッサーでちょっとだけ作るのですと、自分で作る時と比べて時短に繋がらないケースも多く、結局ほとんど自分で作ってしまうように・・・。フードプロセッサーは出番が無くなっていました。
ですが、最近では『作り置き出来るものは極力まとめて作りたい』という気持ちが強くなり、大容量のタイプなら買ってもいいと思えるようになりました。
パナソニックのフードプロセッサーは最大容量が500gです。他のメーカー商品には650gサイズもあるのでダントツとは言えませんが、結構な量が一回で作れます。
≪中身が見え、匂いが移らないガラス製≫
作動中に中身が見えると、食材のカットをちょうど良い所で止める事が出来て便利です。中身が見えにくいプロセッサーだと目視で調節し辛くなるのでは――と考え、購入するならガラス製のフードプロセッサーにしようと決めていました。
例えば、パイ生地を作る時は秒単位でスイッチを押したり離したりして様子を見ます。中が良く見えていると食材の微妙な変化にすぐに気づけるので、失敗しなくて済んでいると思っています。ガラス製は重いという欠点がありますが、匂い移りの心配がないのでよしとしています。
≪スライス・せん切りカッターで玉ねぎやキャベツの千切り≫
玉ねぎのスライスとキャベツの千切り、だいたいいつも冷蔵庫に入れてます。
玉ねぎは血液サラサラ食材、キャベツやブロッコリーは成人病対策に良いと言われているアブラナ科のお野菜。
ですので、新玉ネギやアーリーレッドは積極的にサラダに使いたいけど、カットする時涙が止まらず辛い・・・。そしてキャベツの千切りは、身体的な辛さはないけど、地味に時間がかかる・・・。
スライサーは、即病院に駆け込んだという昔の失敗がトラウマになっており、未だに使えません。
この2つがササっと綺麗に出来たらどんなにいいか、という事で、パナソニックのフードプロセッサーを買うなら付属にスライス・せん切りカッターが付いているMK-K81一択でした。
キャベツの千切りは、カッター裏面のつまみをスライスにセットし、キャベツをカッターの上に乗せます。写真のキャベツは1/4にカットしたもので、固い部分は切り落しています。ちょっとサイズオーバーですね・・。メーカーの説明書には1/8サイズにカットしたキャベツを乗せる、と記載されています。あまりにサイズオーバーですと不具合の原因になる可能性もあるとの事、以後気を付けます。
お店で売ってるキャベツの千切りとほぼ同じ仕上がりでした。
アーリーレッドをスライスしてみました。
ジャガイモをスライスして、ポテトチップスを作りました。安定したカットだと思います。スライス・せん切りカッターはヘビロテできそうです。
≪パン生地が作れる≫
付属のパンの羽根を使うと、強力粉150g分のパン生地が出来ます。パン一斤を作る時に使う粉量は強力粉ですと250g位ですので、一斤よりは少なめのパンが作れます。
6等分して丸めた生地を18センチのパウンドケーキ型に入れ、オーブンで2次発酵、焼きました。断面を見ても滑らかで、ホームベーカリーで作るパンと目に見える差はないように思います。食感もふわふわで、美味しく出来ました。
フードプロセッサーでパンの生地が手軽に作れると、趣味としても活用できるので楽しいですね。ですが、少し問題もあります。
蓋を上から押すことでフードプロセッサーが作動するのですが、パナソニックのフードプロセッサーにはパッキンの付いた蓋が付いていないので、粉ものを扱う時は素早く蓋を締めないとテーブルが粉だらけに・・。
最初の一回目はそれを知らずにおっとりと蓋を押してしまったので、粉をまき散らしてしまいました。後付けでいいのでゴムパッキンの付いた内蓋を是非作って欲しいです。
パンの羽根は、上位2機種では「低速」のスイッチでうどんやパスタも作れます。
以上の4点は、購入時に決め手となったポイントですが、使ってみても性能としてしっかりクリアしているので良かったです。
付属のカッターは5点です。
ブラックハードチタンカッター、鬼おろしカッター、おろし・とろろカッター、パンの羽根、スライス・せん切りカッターです。
★写真のパンはオーブンレンジのビストロで作っています。パンやスポンジがふっくら焼けるスチームプラス機能あり。ご興味がありましたら是非こちらもご覧ください。⇒【時短調理】オーブンレンジのパナソニックビストロNE-BS804は最上位2機種とどう違う?
★ホームベーカリーの記事も書いています。こちらもご興味がありましたら是非ご覧ください。パンを作る際に必要なグッズもご紹介してます。⇒自宅で手作りパン始めました・・おすすめのホームベーカリーとあると便利なグッズの紹介
パナソニックの現行機種は3種類
それでは次に、現行機種についての特徴と性能の違いをご紹介したいと思います。
今回ご紹介したMK-K81の他に、MK-K61とMK-K48Pがあります。
●MK-K61
MK-K81とMK-K61の本体の性能は同じです。セットされている付属品の数に差があるので、それが値段の差になっています。
付属のカッターは、4点です。
ブラックハードチタンカッター、鬼おろしカッター、おろし・とろろカッター、パンの羽根です。
スライス・せん切りカッターは、別売りを購入となりますが、使用できます。
また、デザインにも少し違いがあります。
背面の「高速・あらびき・低速」と記載した図柄ですが、あらびきの欄に「ミンチ」とだけ記載されています。この機種にはスライス・せん切りカッターは付属されていませんので、MK-K81のあらびきの欄には記載されている「スライス・せん切り」の文字がありません。
あとは、MK-K81のボディに入っているシルバーのラインがないといったところでしょうか。
●MK-K48P
こちらは付属品の数だけでなく、本体にも他の2機種と違う点がありましたので、まとめてみました。ご参考にして頂ければ幸いです。
付属品は、みじん切りやミンチなどに使えるステンレス製ナイフカッターと、大根おろしなどが出来るおろし・とろろカッターの2点です。
こちらは現行商品の中では最安値で、付属のカッターを使うと『刻む・おろす』が出来ます。上位機種に付属している他のカッター(パンの羽根、鬼おろしカッター、スライス・せん切りカッター)は、追加購入すれば使用できます。
本体の上位2機種との違いは2点あります。
1点目は、上位2機種に付いている『高速・あらびき・低速の3段階切り替えスイッチ』が、MK-K48Pには付いていないという点です。
上位機種MK-K81についているスイッチ別使用例は以下の通りです。
高速 | おろし、鬼おろし、パン生地 |
あらびき | ミンチ、スライス、せん切り |
低速 | すり身、うどん、パスタ生地 |
MK-K48Pのカッティングにおける性能は、上位機種のほぼ『高速』にあたるとのことです。ですので、ミンチを粗挽きにしたい場合は、手動で加減しながら作るそうです。
手作業になるので他の2機種と全く同じものが安定して出来上がるとは言えないのが難点になると思います。ですが、カットの細かさの好みは人それぞれですので、自分の好きな食感を発見しておけば大丈夫だと思います。
そして、別売りの「パンの羽根」を付けるとパンの生地は作れますが、うどん・パスタの生地は作れません。
うどん・パスタは「低速」で作るのですが、MK-K48Pには切り替えスイッチが付いていないためです。
また、スライス・せん切りは「あらびき」で、と説明書やMK-K81の本体に記載されていますが、MK-K48Pも別売りで「スライス・せん切りカッター」を購入すれば使えます。
例えばキャベツの千切りですが、本体は違ってもカッターは同じですので出来上がりは他の2機種とほぼ変わらないとのことです。
次に、上位機種との違い2点目をご紹介します。
『きざむ・する・混ぜる』ためのナイフカッターの材質が上位2機種と違います。
上位2機種はブラックハードチタンコートのカッターなのに対し、MK-K48Pはステンレス製です。ブラックハードチタンの特徴としては、表面の硬度が高いとのことです。そのメリットとしては、(食材を)砕き易いとのことでした。
だからと言ってブラックハードチタン製のカッターでは扱えて、ステンレス製では扱えない食材というのはないそうです。また、耐久性にも変更はないとの事、
カッターの材質による使用上のデメリットはありませんでした。
ただ、本体MK-K48Pにブラックハードチタン製のカッターは付けらないので、ナイフカッター買い替え時にはお気をつけください。
MK-K48Pと上位機種との実質的な性能の違いは、3段階切り替えスイッチがあるかないか、という事とパンの羽根で作れるものに制限がある、という2点でした。
最後に・・・
フードプロセッサーはメーカーさんによって特徴がちょっとずつ違います。
例えば、テスコムのフードプロセッサーはバターが作れます。また、蓋にパッキンが付いているので漏れないのが特徴です。そして、オールインワンで付属品を全てしまえるのでスッキリ片付きます。
山本電気のフードプロセッサーは、コーヒーの豆がひけるとのことです。
タイガーのフードプロセッサーは、最大650gの食材を入れることが出来、スープやジュースなどの液体も調理出来ます。
フィリップスは、クラッシュアイスやフローズンが作れます。
ティファールは、泡だて機能があるのでホイップやメレンゲが作れます。
メーカー、機種によって性能は様々ですので、「自分が使いたい性能」は何なのか、色々見比べてみるのも楽しいと思います。是非お気に入りの一品を見つけてみて下さい。