今回のレシピは日向夏を使ったレアチーズケーキです。
簡単に作れて、おもてなしにも重宝していただけるお勧めのレシピです。
初夏の味、日向夏
日向夏をたくさん頂きました。
窓際に飾ると鮮やかな柑橘類の発色が部屋いっぱいに反射して、季節がいつの間にか変わっていたんだなあと気分も軽くなります。
旬な果物をインテリアとして使うと、手軽にリフレッシュできるのが嬉しいですね。
日向夏ってどんな果物?
日向夏は今から200年前にユズが突然変異した柑橘類だそうです。
当時は酸味が強すぎて食用にしていなかったそうですが、品種改良を経て、今では色々な土地で栽培されるようになりました。
地域によって様々な名称で呼ばれており、高知では「土佐夏」や「小夏みかん」、静岡方面では「ニューサマーオレンジ」とも呼ばれています。
さっぱりした酸味と甘さが後を引く美味しさで、もちろんスイーツの味付けに使っても。
特にチーズとの相性が抜群にいいので、今回は日向夏を使ってレアチーズケーキを作ってみました。
日向夏のマーマレードと一緒に食べるのがおすすめです。
家族に食べてもらったところとても好評で、ワンホールがあっという間に無くなりました。
我が家でリピート確定のレシピです。
ご参考にして頂けたら幸いです。
土台のビスケットは100均で購入
土台となるビスケットは100円均一で購入しました。薄味のパリパリしたビスケットですが、バターと生クリームでしっとりサクサク、豊かな味わいに大変身します。
生クリームは1パック200mlを、土台とレアチーズに分けて使います。
日向夏のレアチーズケーキ
材料 15㎝型 底の取れるタイプ使用
【土台の材料】
【材料】 | 【分量】 |
ビスケット | 100g |
無塩バター | 50g |
生クリーム脂肪分35% | 小さじ2程度 |
【レアチーズの材料】
【材料】 | 【分量】 |
クリームチーズ | 200g |
マスカルポーネ | 95g |
日向夏果汁(濾し器で濾した) | 小さじ2 |
生クリーム | 土台に使った残量(185~190ml程度) |
粉ゼラチン | 8g |
ゼラチン用水 | 30ml |
作り方
まずは土台から作ります。その間にクリームチーズは常温に戻しておいて下さい。
【土台】
①無塩バターを耐熱容器に入れラップをし、600w20~30秒程度、様子を見ながら温め溶かします。
②ジップロック等にビスケット100gを入れて、麺棒を袋の上で転がし細かく砕きます。
③溶かしバターを入れ、もみほぐします。まんべんなくバターがいきわたったら生クリーム小さじ2程度を入れ、更に揉みほくします。全体的にしっとりしてきたら15㎝のケーキ型に入れます。
④丸いコップなどを使い、ビスケットを均一にならし、押し固めます。コップの底にラップをするとコップが汚れません。押し固めたビスケットは、レアチーズを作る間、ラップをかけ型ごと冷蔵庫で冷やしておきます。
【レアチーズ】
①常温に戻したクリームチーズをゴムベラで柔らかくし、グラニュー糖70gを加えて更に柔らかくします。
②ある程度柔らかくなってきたらホイッパーに持ち替えて、滑らかなクリーム状にします。日向夏果汁(濾し器で濾して)小さじ2、マスカルポーネ95gを加え、その都度ホイッパーで混ぜ合わせます。
③生クリームにグラニュー糖5gを入れ、6部立てに攪拌し、冷蔵庫で冷やしておきます。(生クリームは土台に使った残量を計ったら186mlでした)
④耐熱容器に粉ゼラチンと水30mlを入れラップをし、レンジで20秒程度温めてゼラチンをよく溶かします。
⑤溶かしたゼラチンにレアチーズの生地大さじ2程度を加え、よく溶かし混ぜます。生地と合わせたゼラチン液を、残りのレアチーズ生地に入れ、しっかり混ぜ合わせます。
⑥冷蔵庫に冷やしておいた6部立ての生クリーム⅓量を④の生地に入れ、ゴムベラでよく混ぜます。残りの生クリームは、2回に分けて混ぜ合わせます。
⑦ビスケットを敷いた型にレアチーズ生地を流し入れ、型を台などに軽く3回程度たたきつけ、空気抜きをします。冷蔵庫でよく冷やしておきます。
⑧型からケーキを外します。コップ等の上にケーキ型を置き、温めたタオル等を型に巻いて外側を温めた後、まずは周りの型を外します。
型の底板は、パレットナイフ等で外すと楽に取れます。
今回使用したクリームチーズはこちらです。以前はネットでもスーパーでも1㎏単位のパックしか見たことがなかったのですが、最近になって近くのイトーヨーカ堂で400g入りのリュクスを見かけるようになりました。たまに使いたい、という方は400gの方が使いやすいですね。ネット販売はまだ1㎏での販売のようです。
リュクスを使ったバスクチーズケーキのレシピも書いていますので、よろしければご覧ください。
酸味が少ないタイプのクリームチーズで、ふんわりした食感と柔らかみのある味わいが、とても美味しいクリームチーズです。
日向夏マーマレード
今回は、日向夏のレアチーズケーキに添える用ですので、レモン汁は使わず日向夏の味のみで作りました。
材料
【材料】 | 【分量】 |
日向夏 | 適量 |
グラニュー糖 | 果汁・果肉総量の60%程度(お好みで増減) |
作り方
①日向夏の皮をむき、細い千切りにし、30分程度水にさらします。その後2~3回程度水洗いをし(揉まないように軽く)、たっぷりのお湯で煮ます(湯でこぼし)。「4~5分煮たら水洗い→水にさらす」を3回繰り返し、皮の苦みを薄めます。
②鍋に①の皮と被る程度の水を入れ、暫く煮詰めていきます。途中、何度か足し水をし、皮が指で押しつぶせるくらいまで柔らかくなったら、種と袋を取り除いた果肉、果汁を入れ、グラニュー糖の半量を加えて中弱火でコトコトと煮ます。
③水分がなくなってきたら水を足し、ひたひたのお湯で4~5分煮たら残りの砂糖を加えます。その際、甘味はお好みで加減してください(すぐに召し上がる場合は低糖に押さえても大丈夫だと思います)。
④少し火を強めて煮詰め、ゆるめに濃度が付いたところで火からおろします。
初夏の味、日向夏のレアチーズケーキ
レモン汁で酸味をつけるレアチーズケーキも美味しいですが、日向夏のさっぱりした酸味は初夏を思わせる、爽やかな優しい味です。
マーマレード作りはちょっと時間がかかりますが、レアチーズケーキにジャムをつけて食べると、より美味しくなりますので是非お試し下さい。
季節感を出したい時におすすめのケーキです。