冷蔵庫の買い替え…悩みますよね。
各メーカー、打ち出している特徴がそれぞれ素晴らし過ぎて(そして高額すぎて…汗)。
いったん購入したら次に他のメーカーを試せるのは10年以上経ってから…。チョイスの間違いは許されないという緊迫感すら生まれます。
検討に次ぐ検討を重ね、今回我が家が選んだのは三菱冷蔵庫MR-WX52Cです。
幅65センチ、奥行き69.9センチ、高さ182.1センチ、517Lの大容量といってよい冷蔵庫です。
使用してから2か月以上たちました。「なるほど、これは使える!」というポイントも把握しはじめ、新しい冷蔵庫ライフも楽しくなってまいりました今日この頃。
それでは早速、なぜ三菱冷蔵庫がお勧めなのか、完全主婦目線でお送りしたいと思います。
ポイント①:チーズやハムなどを入れるチルドルームと、肉・魚等を凍らせずに長期保存する氷点下ストッカーがそれぞれ独立している。
ワイドチルドルーム
これが予想以上に冷蔵庫の使いやすさをアップさせています。
以前使っていた冷蔵庫は、チルドルームが1つ付いており、チルドと氷点下をタッチ操作で切り替えるタイプでした。
加工品、乳製品、ちょっとしたおやつなどを買ってきたらチルド設定にします。
そして、3~4日先に食べる予定の肉やお魚を購入して氷点下保存したい場合、チルド食品は一旦出して普通の冷蔵室に移し、氷点下室に切り替えます。
これって...?
普通、どのご家庭でもチルド食品と生鮮食品は同時期に冷蔵庫にあると思います。肉や魚を買ったらチルド食品は買わない…というご家庭はあまりいらっしゃらないと思うのです。
ということは、どちらかを優先して、どちらかは諦める『機能』となってしまうのです。
私の場合はチルド食品を優先して、肉やお魚は冷凍室に入れていました。
調理時には頻繁に解凍作業が加わってくるのですが、これが地味にお料理の効率を低下させており、ストレスの1つとなっていました。
今回、チルドと氷点下ルームを別々に設けてある冷蔵庫にしてからは、チルド食品を追いやることなく1週間分くらいの生鮮食品であれば冷凍せずに長期保存ができるように。冷蔵庫の管理がとても楽になりました。
そうした経験から得た私個人の感想としては、
まとめ買いをする場合は、『チルドと氷点下が別ルーム』の方が断然楽、ということです。
お料理時の時短にもなるし、何より常に迫られる『チルド?or氷点下?』のストレスが減りました。
もう一つ言えば、チルドと生鮮食品の場所をしっかり確保することで、収納場所についてあれこれ考えずにぱっぱとしまえ、冷蔵庫の整理整頓が楽になります。
分別収納が好きな方も、むしろ苦手という方も、一考に値する機能です。ちなみにチルドと氷点下が別ルームの型は、現行では300L以上のモデルですのでご検討の場合はお気を付け下さい。
氷点下ストッカー
ポイント②:切れちゃう瞬冷凍は、いろいろ時短でやはり『ヘビロテ機能』
-7℃でソフト冷凍する瞬冷凍。
お惣菜をタッパーなどに入れて瞬冷凍して置き、使う分だけ菜箸でつまんで取り出せます。
...が、これはつまむモノによります。
きんぴらOK。インゲンOK。枝豆OK。ブロッコリーぎりぎりOK。ひじき若干NG...。ひじきはほぼつまめませんでした。
いくらソフト冷凍といっても、やはり水分が多いモノ、汁気があるものは入れた形のまま冷凍されるようです。
ひじきの煮物はタッパーから固まりのままパカッと外れたので、まな板に乗せてカット。お弁当に詰めました。
勿論食べる時にはすっかり解凍され、そんなことがあったとは微塵も感じさせないナチュラルさで収まっておりましたが。
ブロッコリーは手でぱきっと折るように取り出しました。
それでも、以前は作ったら小分けにして冷凍していたお惣菜のほとんどが、ワンパックで保存できるようになりました。
そして瞬冷凍のもう一つのポイント。80℃までの食品を入れてもOKです。
お料理を人数分お皿にいれたら残りを保存容器に入れて、粗熱を気にすることなく温かいまま瞬冷凍室に直行。後日アレンジしてまた食卓へ。
例えば...
インゲンのピーナッツ和えと肉じゃがを瞬冷凍。
2日後に取り出した肉じゃが。
解凍せず他の材料を乗せて焼くだけで...和風グラタンにアレンジ。
インゲンは毎日のお弁当に。ブロッコリーも瞬冷凍したものです。ちなみに新生姜の佃煮とネギ味噌は、まとめて作ってチルド室で保存しています。ハンバーグの種のひき肉は氷点下ストッカーで1週間くらい保存してあったものです。
以上の流れを一言で表すなら、『食に関する動作がスムーズになった』という感じでしょうか?根拠はありませんが、料理上手になったような爽快な気分です。(全く根拠はありません。気分の問題です...)
とにかく『調理動線を考えた冷蔵庫』というのが、使用してみた感想です。
余談ですが、常備菜のレシピありますのでよかったらご覧ください。
★新生姜の佃煮のレシピはこちら⇒ 新生姜の佃煮
★ネギ味噌のレシピはこちら⇒ 我が家の常備菜♪焦がさず作れるネギ味噌
※他にも多数レシピを掲載しておりますのでもし良ければご覧下さい⇒
さて、『温かい食品を入れることが出来る』瞬冷凍ですが、時短としては本当にとても優秀なアイテムです。
よもぎ大福を作ろうと思ってチルドに保存していたこしあん。
最近のあまりの猛暑に羊羹へとメニューを大幅変更し、寒天を使って羊羹を作ったのですが...。
以前でしたら粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やす、という工程で非常に時間がかかっていたところ、瞬冷凍で20分~30分位冷やしたら粗熱が取れ、なんなら固まっているので、後はちょっと冷蔵庫に入れて容器の底の方まで冷やすだけですぐにひんやり羊羹を食べることが出来ました。(こしあん400g 水250g 寒天4gで制作)
「あ、こしあん持ってる」から1時間後位には冷たい羊羹が食べれます。これって、結構な時短ではないでしょうか?
ポイント③:野菜室もたっぷり使える大容量
大容量になったらぜひやってみたかったコト!
それは野菜の詰め合わせのネット注文です。
これはMR-WX52Cの場合になってしまいますが、ご参考になればと思い、レポしてみます。以前、小さい冷蔵庫だった頃たまにネットで地方のお野菜を注文していたのですが、届いたら冷蔵庫を経由せずにすぐに調理という事も多く(野菜室に入りきらないのいで)、忙しくなってからはネットでの大量注文が出来なくなっていました。
今回は大容量に変えてから2代目の冷蔵庫ですが、久しぶりに『そうだ!野菜室の限界を試してみよう』と思いたち、早速ネットでポチっと。
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常温保存の玉ねぎ、サトイモ、ジャガイモ以外の20品を野菜室に詰め込んでみました。上段に小さなお野菜。
下段に葉物野菜。
特に工夫せずともすんなり全て収まりました。
ところで、下段の仕切り...。ペットボトルやお茶の作り置きなどを入れているのですが、以前使っていた冷蔵庫は2リットルのペットボトルがピタッと収まる幅だったのに、MR-WX52Cは妙なゆとりが出ているのが気になります。
2リットルのペットボトルの幅に合わせて仕切りを付けてくれれば、お野菜がもっと入るのではないでしょうか?ちょっと残念。
さて、三菱冷蔵庫の野菜室は、『朝どれ野菜』という機能で野菜の鮮度が長持ちしたり、ビタミンcを増やしたり、という特徴があるようです。
ですが主婦の感覚でいうと、それもこれも「買った時の野菜の状態」によります。購入時の鮮度や衛生状態により、冷蔵庫に収まってからの「長持ち期間」が決まります。多分これはメーカー問わずの結論だと思います。
ネット注文して届いたチンゲン菜。きっちり1週間後の写真です。
ちなみに届いた時の鮮度は良好でした。葉っぱが一部破れているのは、私が1週間前にうっかりちぎってしまったものです。
しっかり鮮度が保持されています。ですが、レタスや香菜等、傷みやすいお野菜はもっと早く使った方がいいと思います。
チルドや氷点下ストッカーももちろん食材の購入時の状態によるところはありますが、特にお野菜に関してはまめに観察して、すぐに食べるものと後日食べるものを見極めた方が安心です。
ポイント④:大容量のメリット
我が家は2人分の食材があればいいのですが、それでも大容量のメリットはあります。
①瞬冷凍や氷点下ストッカーを思う存分活用できる。広いので、作り置きを手軽に保存できる。
②冷蔵庫に余裕があるので、イレギュラーの食品にすぐ対応できる。(頂きもののスイーツや、作ってもすぐに食べないサラダ等)
急なお客様が来る時、お料理が出来ない家族を残して外出する時...。
冷蔵庫の余白が大活躍してくれます。
冷蔵部分の棚板は購入時に3枚付いていて、合計4段に分けることができるのですが、我が家では棚板は2枚にして合計3段で使用しています。下段、製氷機の右隣りの氷点下ストッカーに生鮮食品を入れ、その上段のワイドチルドに味噌や常備菜、納豆やチーズ等、こまごまとしたものを入れます。そして、冷蔵部上段には取っ手のついたケースを置き、粉もの等を収納しています。
真ん中2段は普段あまりものを入れないようにしており、臨時の食品や鍋等を急遽入れる時にだけ使用しています。
最後に、ちょっと使いずらくなった点が1つ。以前我が家で使っていた冷蔵庫はMR-WX52より容量は少ないのですが、横幅は広く、68.5センチでした。MR-WX52と同じくセンター開きなのですが、扉を開けて中のものを取り出すのがとても楽でした。MR-WX52の幅は65センチ。扉を開けて中のモノを取り出すとき、普通に冷蔵庫の中に手を伸ばすと肩や腕がドアポケットにあたるのです。ですので、少し体を斜めにして冷蔵庫に突入します。
例えますと、68.5センチの幅広な冷蔵庫は『空いている電車に正面からすっと乗り込むイメージ』で、65センチの幅の冷蔵庫は『混雑した電車に、斜に構えながら乗り込むイメージ』です。ほんの3センチ位の差が、これほど違うのかとびっくりしました。私の横幅に問題があるかもしれないので、ご検討の際は売場でお試し下さい。
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ポイント⑤:野菜室は真ん中がいい?
これは悩ましい問題です。結論から言うと、私は真ん中派です。野菜室が真ん中にあると、自動的に重たいペットボトル等も真ん中に来ます。重たいものが下にあると、開ける頻度は激減します。せっかく冷やした水のペットボトルも入れっぱなしで、常温でキッチンの棚に保管してある水を使ったりしています。
じゃあ真ん中野菜室のシリーズを購入すればいいかというと、そう簡単には選べません。我が家は70センチ以内の冷蔵庫しか搬入出来ないという、搬入経路上の制限があるので、現行の野菜室が真ん中シリーズで選ぶとなると、MX50Dがマックスです。
たまたま電気屋さんでWX52C(野菜室が下)とMX50D(野菜室が真ん中)が隣どうしで並べられていたのですが、私が是非ヘビロテしたいと考えていた瞬冷凍のスペースが、MX50Dの方が目視でハッキリわかる位、狭いのです。
マメなスクワットで野菜室下を乗り切るのか、瞬冷凍を少し妥協するのか...。
私の場合、今回はスクワットを取りました。野菜室真ん中は、10年後に是非検討します。
さて、三菱の冷蔵庫MR-WX52を使ってみて分かった、メリットとデメリット。トータルして考えますと、私は安心してお勧めできる結果となりました。
お役に立てましたでしょうか?一度購入したら長期間使う冷蔵庫。ですが、永久に使うものでもありません。使う機能、必要な容量はご家庭によってさまざまだと思います。ご参考にして頂ける部分があれば幸いです。
最後に...これは余談ですが、お野菜の詰め合わせを注文される場合、知らないお野菜が入っていたら必ずネット等で調べてから調理することをお勧めします。今回、馴染みのなかった「甘辛ピーマン」というお野菜が入っていたので軽い気持ちで検索したら、『激辛』『素手で触ったらダメ』『取扱い注意』(でも美味しいとのことです)などなど。知らずに調理したら大変なことになっていたかもしれないお野菜が入っていました。もちろん入っていたお野菜はどれも鮮度がよく、今回は大満足の内容でした。