キッチン家電、何をどう揃えればいいんだろう?
いろいろと欲しいモノはあるけれど、限りあるスペース・・・。
例えばレンジを買ったとしたら・・・次に欲しくなるのはトースター。
というわけで、今回、数千円を握りしめ電気屋さんの家電コーナーに。
・・・来たものの、種類がありすぎて、ワケわかりません。中には2万円以上もする高級品まであります。
これはしっかり情報を集めて学習してから選ばないと後で後悔するかもしれないと、第一回目の家電コーナー訪問は終了しました。
さてさて、自宅に戻って調べてみました。最近のトースター事情、どうなっているのでしょう?
まず、トースターの種類を見てみましょう。
大まかに分類すると、以下の2種類に分かれます。
★ポップアップトースター
★オーブントースター
【ポップアップトースター】
ポップアップトースターは、焼けたパンがポンっと飛び出してくる昔ながらのトースターです。お値段も手ごろでコンパクト。ですが、ビジュアルは昔とはずいぶん様変わりしていました。段違いにおしゃれです。キッチンのインテリア性を損ねない、おしゃれ家電へと進化していました。
さて、気になる性能ですが、そちらもまた、全く昔ながらではありませんでした。なんと機種によってはただパンを焼くだけでなく、凍ったパンを解凍しながら焼いてくれたり、冷めたパンを暖めなおしてくれたりと、昔では考えもつかなかった機能が備わっているではありませんか。さらにフランスパンやバターロール、クロワッサンなど、食パン以外のパンまで暖めちゃうものまで。今のポップアップトースター、なかなかあなどれません。
一方、オーブントースターとはどういうものなのでしょうか?
【オーブントースター】
店頭にはたくさん並んでいますが、機種によってそれぞれ性能が違うようです。そこでオーブントースターを4種類に分類してそれぞれまとめてみましたので、ご参考にしていただければと思います。
・オーブントースター(水や循環ファンを併用しない、赤外線ヒーターのみ使用のオーブントースター)
食材に赤外線の熱を当てて直接加熱します。庫内の温度が上がりやすく、食材とヒーターの距離が近いので、加熱も早いのが特徴です。ですので、オーブンレンジのオーブンを使う時よりも中の状態をまめにチェックした方が安心です。
他の2種類のトースターもですが、パンを焼く以外にも使い道が多く、総菜や揚げ物の温め直しから肉や魚の調理までこなしてくれます。食材に焦げ目をつけ表面をパリっとさせてくれますので、『焼くだけ』の既成のピザなどは、すぐに美味しく作れます。
・スチームオーブントースター
本体に水をセットし、加熱と蒸気で焼き上げます。高温で食品の水分を奪わずに調理するので表面はサクサク、中はふっくらとした仕上がりになります。蒸気とヒーターからのW加熱で調理するタイプのものと、ヒーターはあくまで補助的なもので、主に高温の蒸気の力だけで調理するタイプのものがあります。
・コンベクションオーブントースター
ヒーターと循環ファンで熱風を作り出し食品を温めます。庫内の温度にムラがないので、焦がさず中までしっかり火を通します。
搭載しているヒーターはメーカーによって異なり、シーズヒーターを搭載しているものとグラファイトヒーターを搭載しているものがあります。
ヒーターの特徴の違いとしては、速熱性(立ち上がり)はグラファイトの方がシーズを上回り、暖めという点ではグラファイトよりシーズが上回ります。
・そのほかの進化したトースター
スチームとコンベクション機能を併せ持ったトースターも発売されています。商品名はスチームコンベクションオーブンですが、使っているヒーターがカーボンヒーターの管で、電気屋さんではトースターのくくりで店頭に並んでいました。
また2017年の12月以降、スチームによるトースターにレンジ機能が加わったものが発売されました。
どちらもお値段としては超高級トースターといえる価格帯です。トースターというより、新たなキッチン家電のジャンルが増えたと解釈した方がいいかもしれません。
電気屋さんに並んでいる、いわゆるオーブンと呼ばれているものは、オーブン単体機能のものの他、オーブントースターとオーブンレンジの2種類あります。オーブンレンジに関しては、スチームも使え、コンベクション機能も付いているという商品も多く、それに追随したのが今のオーブント-スターといえるでしょう。そして、トースター&レンジやトースターとはくくりきれない多機能の商品など新たなジャンルも生み出して、キッチン家電は日々進化しているのが現状です。私が2017年末に家電コーナーに行った時にはなかった高機能商品が、年が明けた途端に並んでいたのには驚きました。
さてさて、今回私はグラファイトヒーターを搭載した、水やファンを使わないタイプのオーブントースターを購入してみました。
パンはもちろんとっても美味しくいただきましたが、他の調理はどうでしょう?
ということで、オーソドックスに銀鮭のホイル焼きを早速作ってみました。いつもはフライパンで作っているのですが・・・。
銀鮭のふっくらとした仕上がりに感動しました。他のお野菜も、みずみずしさを損なっていません。私はいつも愛用している和風醤油味のドレッシングとバターで味付けしているのですが、お野菜から出てきた水分と鮭の油分が絶妙に絡まって、とっても美味しくできました。
アルミホイルで蓋をしながら焼いているので、焦げ付きを心配する必要もなかったため、銀鮭はトースターさんにお任せして、他の1品を作る事も出来ました。
キッチン家電の進化、半端ないです。便利になったものですね。